宇宙とつながっている

春めいてきましたよ〜

 イヌと散歩をするたびに1日1日感じる春の足音

 冷たい風の中に甘い梅の花の薫りが鼻をくすぐります…

 冬ごもりしてきた私に…

 「そろそろ動きだす準備をしないと」と春にせっつかれているような…追い立てられているような気持ちになり焦りを感じます。

 この年齢になると自分にできる事を見つけるのが難しい事にきがつきます。

 若い頃は、がむしゃらで貪欲で…主張が強かったので…物怖じする事なく…自分が決めた事だけ信じて進んできました。

 けれど…大人になるにつれ…歳を重ねるにつれ…

  2番手3番手となり…現役から一歩二歩下がった立場にまわる事に徹してお仕事をしてきました。

 言いたい事ややりたい事を全て飲み込んでいるうちに…笑う事もしんどくなってしまい

         疲れきってしまったわたし

 こんな私ですので…一休みと思ったのですが…

  休みになれてしまって…活力が湧いてこないのです…もういいのかも…息子たちは大学卒業したし…

 頑張った私は、イヌと御隠居生活でもなんて思うのです!

 それでも前向きに新しい何かに挑戦していく人に憧れてしまいます。

 憧れを通り越して…妬ましいです(笑)

 そんな事を考えていたら…

 夕方…イヌの散歩に行くと…図書館で働いていた時の利用者方とお会いしました。

 「疲れとれた?元気になった?」と声をかけていただき…

 「若くっても休まなきゃね〜」と言われ

 なぜか背中を押された気分になったのです。

 油をさせば軋んだ身体も動けるのかな?

 もうダメだと思っているのは、自分だけなのかな?なーんて…

  リタイアをもう少しだけほんの少しだけ延ばしてみるのもありかなと…

 前向きなわたしが垣間見えたりして(笑)

 

 今日の絵本は、谷川俊太郎さんが10代のおわりに詠んだ不朽の名詩です♪

   『にじゅうおくこうねんのこどく』

       谷川俊太郎 詩

       塚本やすし 絵

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 1950年、谷川さんが18歳の時の作品です♪

 凡人なわたしには、ちゃんと理解できているのか…心許ないのですが⁉️とても心惹かれてしまう作品なのです!

 火星人と交流をもちたい…きっと火星人も地球に仲間を欲しがっている…万有引力はひき合う孤独の力

 孤独だからこそみんなが求め合う

 ひとりぼっちでも大丈夫だ、きみは宇宙と繋がっている

 なんて壮大なんでしょう…そしてちっぽけなわたしなんでしょう…

  寂しいとき…胸がウズウズした時に

口ずさんでしまう

 素敵な詩の絵本です!