本当は仲良しなのに…

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 最近…双子の息子たちは、仕事から帰ってくると

 2人でよく笑って話をしています。

 幼い頃の彼らは、いつも…こんな感じだったなぁ

 と…見ていて微笑ましくなります。

 双子だけに…2人しかわからない会話で笑い…2人しかわからない世界を楽しんでいました。

 小さい頃喧嘩をしても

 「うるさいみかん」「だまれりんご」ってな具合で…それは喧嘩なの?相手を罵り合ってるの?と…とても可愛いかったのですが…

  そうそう…『バグズ・ライフ』ってディズニー ピクサーの映画ご存知でしょうか?

 そこに出てくるダンゴムシの双子そっくりでした。😄

  そんな2人が…いつ頃からでしょか?…🥲

 小学生の高学年頃からでしょか?

 少しずつ次男が三男に対し嫌悪感を感じ…

   三男は、二男が好きだったのですが…次男の態度にイラつきを感じていったのは?

 三男は、次男に比べて頭の出来は良くありませんが…全てを器用にこなすのです。

 次男は、努力家で頑張り屋…三男はのんきなオールラウンダーという感じでした。

 運動会のリレーの選手に選ばれる三男を横目に次男は、補欠として選ばれる…

 サッカーは、次男がやりたいと始めたのにもかかわらず…便乗してサッカーチームに入団した三男が、試合に出る事が多い

 次男の心の折れるのが目に見えてわかりました。

 中学生となった2人

 だんだん距離をおくだけではなく…

  次男は、三男に勝てる勉強に拠点を置くようになりました。

 三男が話しかけるものなら…目が三角となり敵意剥き出し…血が飛び交う喧嘩に発展してしまうありさま…2人とも反抗期もはいり、私の手には負えません…家の物は壊れ…怒鳴り合い殴り合い…旦那さんも長男も止めるうちに…喧嘩に巻き込まれる…そんな毎日を過ごしていました。

 「高校は、絶対一緒は嫌だ」と次男…

 そして…別々の学校に進学をしました。

 「高校では、双子だと言ってない」と次男に言われた時は… 彼の心にとても大きな傷を付けてしまった事に…親として釈明の余地はありません🥲

 激しい喧嘩は、大学を入学してからなくなってきましたが…

 次男は三男を透明人間のように扱い…全く話す事もありません…

 けれど…三男は、自分の物は自分の物

 人の物も自分の物の人なので…

 長男や次男の大切な物を平気で自分の物のように使用するので…

 その時の怒りMAXの次男を止める事は、絶対不可能なので…

 戦っていただいていました。

 そんな2人でしたが…

  就職し…お互いがお互いを認め合い尊重し合いはじめたのか…以前のように笑顔が見れるようになり…

 母は嬉しくおだやかな時間を過ごせるようになりました。と言う…とてもとても長い長い双子の成長のおはなしでした。

    『きみなんか だいきらいさ』

    ジャニス・メイ・ユードリー 作

    モーリス・センダック    絵

    こだまともこ        訳

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 いつも仲良しの友だちと今日も大げんか

 もう口なんか聞いてやるもんか…

  強がってみても…やっぱり気になってしまう

 子どもの心理を的確な目線で描いた作品です。

 喧嘩をしてしまったら…

  修復不可能?になってしまいそうで…我慢して飲み込む事が多い…大人の世界

 けれど子どもたちは、喧嘩して…すぐ仲直り…わがままも許し合える!友情を確かめ合っているのです。

 センダックが描く子どもたちの表情の可愛いさに癒されてしまいます。

 だいすきな作品です♪