大人としての道しるべ
久しぶりにお人形さんをご紹介です!
可愛くないですか?綺麗な色彩の色の服を着ています!
今はなき東ドイツで
1970〜1980に作られた…リデラー社のお人形です!
私思うんです!
子どもは、親を選べない…
今の言葉で言うと『親ガチャ』
能力、容姿、経済力、家庭環境で…人生を大きく左右してしまうのです。
どんな親の元に生まれるかは、運任せというのが…
『親ガチャ』
私自身も短大附属の私立の高校に入学しましが…
親の経済的な問題から…短大の進学を諦めました。
けれど…絵本について学びたい夢がありました。
専門学校に行くにも自分の貯めてきたお金なんかでは、土台無理な事でした。
奨学金制度など全くわからず…あたふたしながら…投げやりになっていました。
そんな私の姿をずっと見ていた友人が、
幼い頃から貯めていた貯金を貸してくれたのです。
友人には、今でも…感謝の気持ちしかありません。(月30000円を3年間返しました…辛かった(笑))
昼間は、仕事をして…夜学校に通う
そんな2年間でした。
今となれば…とても貴重な時間であり…
子どもで、いい加減に生きていた自分を自省する大切な時間だったと思います。
親に対しての気持ちは、「仕方ない」しかありませんが…
大人になり…専門学校では、なく短大を出ていればと言う事に幾度か直面しました。
そんな時…自分に子どもができたら…子どもが望む道を見開いて行ってほしい。お金の問題で、諦めたり…肩身の狭い思いだけは、させない親になりたいと思うのでした。
それを有言実行できたか定かではありませんが…
3人の息子を大学に行かせ…それぞれ今は…自分のやりたかった職種についています。(旦那さんがしっかりした人だったんですがね😄)
でも…でも…うちの子に産まれてきて良かったかな?
私の子どもで生まれてきて幸せですか?
旦那さんや私のエゴを押し付けてきたかもしれません。
貴方たちは、親を選べないものね…
大きな家で1人1人の部屋欲しかったよね〜
能力もっと欲しかったよね〜
容姿納得してないよね〜(笑)
それなりにしか…産んであげれなくってごめんなさい…😄
今いろいろ問題になっている貧困家庭問題
以前文部科学大臣が言い放った
「身の丈にあった受験を」この言葉に…身の丈?身の丈ってなに?と…
驚きとも怒りとも…なんというか…腑に落ちない気持ちになりました。
教育の機会均等な世の中…?綺麗事ばかりではなく…全ての子どもたちが望む未来を手にできる…そんな優しい世の中であって欲しいと…
小さくて…なんにもできない…ちっぽけなおばさんは、願うばかりなのです!
『52ヘルツのクジラたち』
町田そのこ
親に虐待をうけ…自分の人生を家族のためだけに費やしてきた…女性の貴湖と
母に虐待され…祖父に無視をされ…
「ムシ」と呼ばれていた少年との出会いが…
孤独を埋めるためにお互いを求め支えあって生きていく…
人の心は脆く、そんなに強いものてはありません。
誰かにすがる事…差し出された手を握る事を恥じる事なく…受け入れる事の大切さを教えてくれる作品です。
子どもは、親の所有物ではないのです。
お互いを尊重していくのが家族なのです。
重く心に響く小説です。
一読してみては、いかがでしょうか?