蛙の子は蛙

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 東ドイツのリデラー人形のパイル地シャツの男の子です♪可愛いお顔しています❤️

 

 子どもの頃の私は、少し❓不思議な子でした。(笑)

 文字を鏡文字で書いたり…休み時間もお友達と遊ばず…ずっとずっと壁を見ていました。壁に出来たシミや汚れが顔に見えて面白かったのを覚えています。

 姉は心配して、休み時間に何度も様子を見にきては、母に報告していたようです😀

 ある時学校帰りに、とても良い香りのお花が木に咲いていました…キンモクセイのお花だったのですが…私は教科書をランドセルから出して、木の周りに落ちている花を全部拾いランドセルに詰め込みその上にまた教科書を入れて家に帰りました。2、3日して花は枯れランドセルも教科書も悪臭に悩まされたのは、言うまでもありません(笑)キンモクセイのお花の香りがするたび大人になった今でもあの悪夢を思い出すのでした(笑)

 私は学校帰りに気になるものを手に取ったり…じっと見て帰るので…30分で帰れる道のりも1時間以上かけて帰ります。低学年の私に中学年の姉が追いつき、よく引っ張られながら家路に着きました。

 

 この絵本を読んだ時…小学1年生だった自分の記憶が蘇りました。

 

        「アストンの石」

           ロッタ・ゲッフェンブラード 作

      菱木晃子         訳

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 秋の晩…アストンは水たまりに落ちている石を見つけました。石が冷たく、ひとりぼっちで可哀想なので、家に持ち帰ります。それからアストンは毎日寒そうにしている石を持ち帰るので…家の中は石だらけ…お父さんもお母さんも困り果てるのですが…

 

 アストンの気持ちはよくわかりますが…親となり、小学1年生だった三男が学校帰りに、毎日何処からか唐辛子🌶を持って帰って来るのには、どうしたものかと…

 どこかの家の庭で乾燥させているのでは、申し訳ないと思い、持ってきた場所を息子に案内させて行ってみると、誰も住んでいない家の縁側に唐辛子🌶がいっぱい散りばめてありました。

「もう持って帰ってはいけません」と叱りましたが…私が喜ぶと思って持って帰ってきた息子の小さな手を握りしめながら…やはり私の子だなと.温かな気持ちになったのを思い出しました。