知らない事を知る喜び
ポケットの中で星が騒ぐので
どうしてもそれが騒ぐので
この恋は
あきらめようと 思った
『月夜にひろった氷』
お見苦しい本ですみません💦
水濡れ、カビだらけなんで、表紙は汚すぎるので…はずして写真撮りました。
若かりし頃
水たまりに落としてしまい…捨てる事ができなくって
水抜きして乾かして本箱にしまったはずが、いつのまにかカビだらけ🥲
さておき…
夕方!イヌの散歩で歩いていたら…急に口ずさんだフレーズ…寒い北風が吹く冬の日は、ふっとこの詩を思い出します。
学生の頃の私は、『月夜にひろった氷』を購入し、
新宿駅から山手線に乗り込み…
すぐさま購入した本を開くと
ページには…
ポケットの中で 星が揺れたので
と1行しか書き入れていない一文のページ
次のページを開くと
桃色の砂糖菓子をかじりながら
と続く
惹かれるまま…1ページ1ページ読み進んでいくと…
ポケットの中で 星が騒ぐので
どうしてもそれが騒ぐので
この恋は
あきらめようと 思った
不意打ちでした。1ページ、1ページの一文にしてやられてしまったのか…
気がついたら涙が止まらず…どうしたものか⁉️
混んだ山手線で泣く若い女…怖いですよね🥲
あきらめるような恋なんてしてもいないのに😀
銀色夏生さんの言葉が美しく繊細で胸に深く響いてしまったのです。綺麗すぎる冷たい夜からぽろりと落ちたような言葉が、心の隙間にすっとんと落ちてしまったのです。
大人になりきれてないわたしは、してやられてしまった。
若き頃の恥ずかしい思い出です。
後でNHKのみんなの歌で…
この『月夜にひろった氷』の詩に曲が付き…斉藤由貴さんが唄っているのを知った時の衝撃は「嘘でしょう?」って気持ちでいっぱいでした。
あまりにも私が思い描いていた世界感のギャップに悲しく切ない…なんとも言えない気持ちを覚えるのでした。(笑)
『世界は気になることばかり』
世界の不思議を自分だけが見つけてしまった⁉️
ページをめくるたびに「ぼく」だけが、他のだれも気づかないたくさんの不思議な事に気づいてしまいます。
日々のなかに潜むおかしな出来事を見つけた喜びを感じる事ができる絵本です。
開くたびに新しい事に気づけるので、何度でも楽しめる事間違いありません。
ごみさんの可愛い絵と綺麗な色彩そして素敵な感覚…
ごみさんワールドにあなたも絶対楽しめる一冊です。