待合室の雑談会
母を病院に連れて行き…実家に戻ると
母の友人からお見舞いで頂いた…花餅
とっても柔らかく優しい甘さ…ご馳走さまでした。
母の眼は順調らしく…
病院で眼帯を取って診察した際…「全ての物が、光り輝いて見えた」と…とても嬉しそうでした。
診察に1時間そして…その後待ってからの点滴30分ほど…だいたい2時間ほどの間を…
私は、ずっと待合室の席に座って待っていました。待ってるのは、好きなので…別に全然良いのですが…
そこの病院は、眼科以外に内科や外科、そして皮膚科に整形外科…の総合病院なのです。
けれど…総合病院の割には、待合室がともかく狭いのです。
待っている間…沢山のお年寄りが次から次へと…
押し寄せてきます。
その中では、若手の私😅図々しく椅子を確保し…座って本を読んでいる。
お尻が何度も何度も浮きますが…
母から預かっていた鞄の重い事…重い事
これを持って2時間は、立っていられない…何かの罰ゲームになってしまいます。
眠ったフリ…と思った瞬間…
「何処が悪いの?」隣に座った女性に話しかけられ…
「あっ母の付き添いで…昨日白内障の手術しまして」
と答えると…
「 そう…わたしはね〜リハビリにきているの…混んでいるわよねこの病院…本当に本当に…ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ」
ずっとおはなしなさっていて
「はぁ…はぁ…そうですか…」とあいづちを打つしかない私
その方は、呼ばれるまで30分以上お話しなさっていました。
「母よ〜早く早く戻ってこい」わたしの願いは、虚しく…
次の方が隣に座ると…
また…「何処か悪いの?」とはなしかけられ
「母の付き添いで」
「私はね〜さっきタクシーに杖を置いてきちゃって…どうしたらいいかしらね〜また買えばいいんだけど…やっぱりね〜使い慣れてる方が」
と困っているようだったので…
「タクシー会社がわかればタクシー会社に電話したらいかがでしょうか?」
何もできない私は、そんなアドバイスしか言えないなぁと悩んでいると…
「そうね〜そうね〜」
と言うと…立ち上がり…スタスタと歩きだし
他の席に移ったと思うと…
「何処か悪いの?」と隣の方にお声掛けして
「私ね杖タクシーに置いてきちゃって…」と話されていました。
え〜なんだったの?1人で笑ってしまいました。
わからない…わかりたくない…病院の待合室の雑談会…
いつかは、私も通る道なのかな?と
なんとも言えない気分でした。
『あなたみたいな明治の女』
群ようこ 作
私の宝物の本です。読みすぎて…ボロボロになってしまったので…
新しく購入してしまいました。
私の好きな明治時代の女性が強くたくましく生きて行きます。
私の好きな群ようこさんが描く…8人の女性の人生の評伝エッセイです。
それぞれの生き方にとても興味深く学ぶところが沢山あるのですが…
この本に登場する1人の女性…絶世の美女で、女優のたまごであった…宮田文子さんに私は、若い頃から魅了され…いろいろな本を読みあさりました。
壮絶な人生を生き抜いた…ひらめきの人
近いうちにこの宮田文子さんについては、おはなししたいと思っています。
今日は、疲れたので宝物の…この本を読みながら眠りにつきたいと思っています。