心の置き場
高校の同級生にただならぬ用があり…
久しぶりにLINEをしました!
LINEでの返答ではなく…彼女は、電話を返してくれたのですが…話すのは5年ぶり
彼女は、結婚して茨城にすんでいるため…大きな地震のような自然災害の時などLINEをして安否の確認をするのですが…それ以外連絡をしなくなっていました。
用事の内容を話してから…やはり雑談に…
彼女から「トラコ仕事は?今日休み?」
「辞めたの」と返事をすると…
「なんで?」そりゃあ聞きますよね〜(笑)
「疲れたから…もう歳だし隠居生活だよ」
そう答えると彼女は笑って…
「やだ〜毎日家にいるの?…あんたまだ50代前半だよ!」
わかっておりますよ〜
でもね〜まだ気持ちが不安定で…
頑張れそう⤴︎と思える日と…今のままでいいかなぁ⤵︎と言う一貫性のないくるくると変わる自分の気持ちに…戸惑いながら…日々過ごしています。
電話は、若い頃から嫌いです…相手の表情が見えないのが心を不安にさせるのです。
電話が嫌いなうえ…今のわたしとはなしてもつまらない…なんて思ってしまったりして…話が詰まってしまいました!おしゃべりな私が話さないので、電話口の彼女は困ったように
「また連絡するね」とそそくさ電話は終了しました。
自信のないわたしです
歳を重ねると言う事は、自尊心がなくなるって事なのかもしれません
そんな事を思い悩む時にいつも引っ張り出してくる小説…
この本は、図書館で働いていた頃に身体を壊してしまった同僚がススメてくれた本でした!
『マカン・マラン』
古谷一絵
元エリートサラリーマン…シャールですが
今は、ドラァグクイーン(女装をした男性)
そんな彼女が夜だけ開店するお店マカン・マラン
心にキズを負った人や様々な悩みをもつ人が導かれたように集まってきます。
このお店で提供される料理に…優しく心を癒やされ…硬くなってしまった気持ちをじんわりとほぐしてくれます。
そして皆シャールの温かく心に沁みる言葉に救われるのです
わたしは辛くなると必ずこの小説のシリーズを再読します。
大丈夫。苦しかったり、つらかったりするのは、
あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて前へ
進もうとしている証拠よ
気持ちの置き場に困った時…開くこの小説
皆さんもシャールの言葉に心をほぐされてみては、いかがでしょうか?