ミイラの神秘的な世界
以前…2019年の国立科学博物館で行われたミイラ展「特別展ミイラ〜永遠の命を求めて」を観覧しに行きました。
そして…今年もミイラ展が開催されています。
只今…今年のミイラ展を見に行くか、検討中です。
2019年のミイラ展には、いろいろな国から集結した。自然になったミイラや人工的に作られたミイラが43体が展示してありました。
私が1番心に残った一体のミイラがあります。
やはり日本人だけに…日本のミイラです。日本の江戸時代の本草学者(今で言う博物学、薬学)自らの研究成果を確かめる為に自分の遺体を保存する方法を考案したそうです。このミイラは、柿の種子を大量に摂取していたとの事です。
柿に含まれる防腐用のある物質とはタンニンです。物質はまだ多分明確にわかっていなかったと思うのですが、干し柿の腐りにくさを考えて…彼は柿の種を沢山食べたのではないか、と言われいます。
すごい勇気と気迫を感じます。
実は、私はミイラはちょっと苦手です。旦那さんについて行っただけでしたが…以前も子どもたちが幼い頃に「ナスカ」の展示を見に行きました。そこでも思いがけずに子どものミイラを見たりしています。
ミイラを見るたびに…私は上手く気持ちを表現できませんが…心悲しく物寂しく感じるのです。
古代エジプトでミイラが作られた理由は、来世で復活するには肉体が必要だと考えられたためなのだそうです。
ミイラが苦手と言っている私ですが…何故か神秘的で怖いものみたさに、ついつい足を運んでいるのでした。
「ミイラ学 エジプトのミイラ職人の秘密」
古代エジプトには、ミイラ職人が存在しました。その仕事は誇り高く人々から尊敬されるものでありました。そして…神秘の管理者と呼ばれていました。
ミイラ職人の目線で亡くなってからミイラになる過程から棺に入るまでを描いています。とても神秘的で読みごたえがあります。
初めて、図書館にこの本が入荷された時…色々なお子さんに読んでいただきたいと思い、自館で勧める本として選ばせでいただきました。
今でも返却されては、貸し出しされるため…棚に戻る事は、あまりありません。
お子さんはもちろんですが、専門書のようで大人の方も必ず楽しみる一冊です。
そして、最後にぜひあとがきを読んでいただきたいです。実はここが一番のお勧めポイントなのです。