丸ごと認めて傷つけない

 三男は、小学2年生まで急いで話そうとすると…

 「んんんあのね〜」「んんんきょうね〜」

 母として気にしないように…「ゆっくりね〜ゆっくりでいいよ」「大丈夫…焦らないで」

 といいながら…やはり気になる吃音

 学校でもつっかえてしまうのかな?…周りの友達に笑われたりしないだろうか?真似されないだろうか?

 案ずるに及ばず…

  周りの友達は、優しく…馬鹿にされる事はなく…みんな仲良くしてくれました。

 サッカーチームに入った事で自信がついたのか?

 気がつけばつっかえたり…言葉をなくす事は、なくなっていきました。

 いまでは…流暢な営業トークを話す息子です!

 吃音症とは、言葉が円滑に話せない事をいいます。

話し始める時に一音が詰まったり…同じ音を繰り返す言語障害のひとつです。世の中には、まだ理解されない一面もあり…笑われたり…からかわれたり…もしくは、「しっかり話せ」と理不尽に叱られたりします。そのため生きづらさを感じる方も多くいらっしゃるのです。

 日本では、120万人(100人に1人)の方が、吃音症と言われています。

  吃音だけではなく…悩みを持つ全ての方達に

 違う事はおかしな事ではない…全ての人が尊重し合える世の中が望ましいですね。

 金子みすずさんが言っている

 みんなちがってみんないい…

  この世にあるものは、だれ1人なに1つ同じものはなく…

    だからこそみんな素晴らしい…

    違う言葉で言えば…丸ごと認めて傷つけない

  みんなちがってみんないい…素敵な言葉です。

 

  今日ご紹介する本は、2021年MOE大賞に選ばれた!素敵な絵本です♪

     『ぼくは川のように話す』

                   ジョーダン・スコット 文

     シドニー・スミス   絵

     原田勝        訳

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 朝目をさますといつも、ぼくのまわりはことばの音だらけ。

 そしてぼくには、うまくいえない音がある。

 吃音のある詩人が少年だった頃、悩み苦しんでいた時の父親との忘れがたいエピソードのおはなしです。

 息子と父との確かな信頼関係が少年の心に光を刺します!

 ありのままの自分を受け入れて、生きて行く方向性を定め強さを見出していく…とても素敵な絵本です。

 『ぼくは川のように話す…』一読していただきたい1冊です。